マジックハットフォーカライザーになる(現在017)

 

レインボーギャザリングの経理の仕事を任される

インボーギャザリングの必要経費は全てマジックハットという名のドネーションによって賄われている。
それを管理するのがマジックハットフォーカライザーだ。簡単に言うと経理の仕事。

どういうことをするのかというと、毎食後に必ず誰かミュージシャンたちが帽子を廻して寄付金を集めるようにするのが一つ。
集まったお金を数えて集計して保管するのがもう一つ。
そして、集まったお金を無駄なく必要なものに分配するのがもう一つの役目だ。

 

までに過去のレインボーのイベントでも何度かマジックハットフォーカライザーをやったことはあるのだが、今回は規模がちょっと大きい。

僕は責任のある仕事はできるだけ避けようと思っていたのだけど、その役目の必要とされ具合と他に適任者がいない具合と僕の腰痛でありながらも何かを手伝いたいと言う思いが合わさり、月子さんの勧めもあって僕にマジックハットフォーカライザーをやってほしいとKくんに頼まれてしまった。

まあ、そういう流れなのかと観念して役目を引き受けることにしたのだが、やはりなかなか大変だった。

まず何が大変かというと、マジック(お金)の流れを管理するというのは食費や設営費の管理に繋がり、何が必要で何が必要でないかを毎回トーキングサークルを通して決めるため、レインボーギャザリングの運営に深く関わっていくという事。

これは全体の流れを管理する役目でもあるので、心身ともにレインボーギャザリングにたいして深入りしすぎてしまう。
そうなるとどこかで問題があって誰も解決しなければ、自分が出ていって解決することになるし、マジックハットで買った食料を勝手に持っていく人がいれば腹が立つ。

気軽に適当に楽しめなくなってしまうのだ。
その反面、深い部分に関わっていくことでレインボーギャザリングをより深く体験できるのである種の満足感にも繋がる。

ローフード問題

ジックハットフォーカライザーになってからしばらくすると一つの問題が持ち上がってきた。
ローフード問題だ。

これはレインボーギャザリングでよくある問題で、昔のギャザリングではなかったのだろうが最近になってローフーディストという生食実践者が増えてきたことでだんだんと問題になってきた。

 

殆どのレインボーギャザリングの食事は焚き火で調理した菜食なので、ローフーディストが食べられる食事はあまりない。
そこでローフーディストが食料庫に自分でかってに食材を取りに行って自分で食べてしまうのだ。

 

これにはいろいろな見解があって、自分たちは一つのファミリー、コミュニティーとして生活しているので誰かがお腹が空いて食料庫から取って食事を食べて何が悪いんだという考え方。

 

その反面ローフーディストの食費は調理する食費の5倍かかるので、良いところだけを少数のローフーディストが取って残り滓を大多数が食べるということにもなる。

 

もちろんこれは突き詰めれば意識の問題で、意識の高いローフーディストは自分のお金で買って、自分で運んで、自分で自分の面倒を見る。その上で、みんなにローフードの良さをすすめるために自分の買った食材から一品作ってフードサークル内で配ったりもする。

 

逆に意識の低さがローフード問題としてギャザリング内で起こると、食料庫から勝手に持っていって自分だけで新鮮な食材を消費し、その上でローフードは素晴らしいので世界中がローフードに変更するべきだと押し付けてきたりもする。

 

勝手に持っていく人たちにも自分なりの理屈があって、人によっては私はたくさんのお金を寄付したからこれぐらいは持っていく権利があるという考え方や、自分はバナナしか食べないので問題はないという意見などそれぞれはそれなりに納得はできる。

 

でも、新鮮な食材を持っていかれて残りを食べる側からするとたまったものではないので、キッチンで頻繁にボランティアをしている人たちを中心に不満が溜まっていった。

 

ちょうど僕がキッチンを手伝っていた時に一人の男の子が来てバナナを持っていこうとしたので、キッチンの人が困っていることについてどう思っているか聞いてみた。

 

彼はおそらく以前にも何度も同じことを聞かれてストレスが溜まっていたのかして、ものすごい勢いで反論してきた。
彼はお金をしっかり寄付していて一日に数本のバナナしか食べないので全く問題ないはずだとの意見。
それに対してキッチンにいた別の人が反論し、キッチンは段々と口論の場になってきた。

 

これじゃ全くキリがないので、僕はローフーディストの彼に、他にもローフーディストの人たちを集めてみんなでトーキングサークルで話し合おうと言うことになった。

 

次の日の午前中、みんなで話し合おうと集まったのだが、問題を感じていて解決したいと思っている人は集まっていても、実際に問題に思われている行動をしているローフーディストが一人も来ていない。

 

これはどんな状況でもよくあることで、問題となる行動を起こす側はそれを問題と思っていないからそういう行動を起こすのであって、その行動を問題だと指摘する側のことを面倒くさい奴らとしか思えなかったりもする。

 

ほぼすべての問題は向き合って落ち着いて話し合うことで解決するのだが、面倒くさいと思っている側を話し合いに呼び込むのは骨の折れる作業でもある。

 

片方の側しかいないのであれば、仕方がないので仕切り直しでもう一度、人を集めなおして次の日に話し合うことに。

 

次の日は僕がギャザリング内を歩いて回って話し合いに参加してくれるように頼んだ。
それでも一部の人はすり抜けて参加しなかったが、何人かは来てくれた。

 

ありとあらゆる意見があるのでそんなにスムースには行かなかったが、数日間に渡る話し合いの末に幾つかの意見の一致がみられた。

 

いくつかあるのだが大まかに言うと、キッチンから勝手に持っていかなくても良いように全員に渡るだけの大量の新鮮な食材を手に入れようということ、そしてそのために必要なお金はみんなに説明して多めに寄付して貰おうということ。
そのためにも頻繁に買い出しに行って、多くの人手でキッチンを廻していこうと言うこと。

 

その日の夕食のフードサークルでアナウンスして、より多くの寄付金を集めることに成功し、ちょっとづつだがローフード問題は解決していった。

 

でも、残念ながら完全解決とまでは行かず、問題はくすぶりながらもとりあえず沈静化した。

 

そうこうしている内に次の問題が浮上しだした。ネイキッド問題だ。

 

次回は、レインボーギャザリングでよくあるヌーディズムがイスラム教徒の土地で起こした問題と反応に関しての話です。

 

レインボーギャザリングにおけるヌーディスト問題1(現在018)

 

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

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