17歳で日本社会を飛び出しペルーへ向かう(過去003)

エホバの証人を辞め、高校を中退し、日本を脱出

 

ホバの証人をやめてすぐに高校も中退し、日本から出て姉の住むペルーに行きました。多分そのときは自分が所属していた全てから飛び出したかったんだと思う。

 

初めて飛行機に乗り、初めて自分が理解できる言葉から離れ、初めて外国人に囲まれ、初めて親から離れた。当事の僕にとっては全ての経験が新しく新鮮だった。初めての外国はそんなに恐ろしいものでもなく、特に母親の信じているエホバの証人を辞めるという行為に比べると大したことはなかった。

大阪からロスに飛び、そこからフロリダを経由してペルーのリマへ。姉と旦那が空港まで迎えに来てくれた。時間はかかったけど地球の反対側まで簡単に着いたような印象だった。

 

 

ペルーでの生活

 

マからバスに乗って姉の旦那の故郷のワンカイヨという街へ行き、姉とのアパートでの二人暮らしが始まった。ワンカイヨは地方都市で僕達以外の外国人は、(おそらく何処かにはいるのだろうが)目にすることはなかった。

 

僕が着いたときには姉の旦那の仕事の具合がうまく行かず、姉からお金を貸してくれと頼まれた。僕が持っていたのがちょうど10万円、バイトしてためたお金だ。どっちにしろ使いみちも分からないので全て姉に託すことに。

 

ペルーに行く前には自分がどんなことをするのか全く検討もつかなかった、むしろ生きるとはどういうことか全く知らなかったという方が正確かもしれない。見るテレビもなく、雑誌も本もラジオもゲームも何もなく、他にどうやって時間を潰すのか知らなかった。

 

日本にいたときは、ほとんどの時間を学校とエホバの証人としての活動に殆どの時間を使っていた。残りはテレビを見たり漫画を読んだりゲームをしたりといった感じ。突然、学校にも宗教活動にも参加せずに済み、しかもそこにはスペイン語を話さない人への文化はまったく無い。

 

僕は姉の家でとことん退屈した。姉としか話すことが出来ず、友達もいず、使うお金もなく、その上、姉と旦那は僕が街に出ることを心配して外出も禁止だった。

 

ちょっとした軟禁状態は17歳の少年にはかなり厳しかった。本当に何もすることがなかったので、日記を付け始めた。今まで内側に長年溜め込まれたネガティブな感情を吐き出し、複雑な感情、未来の夢などを書き留めていった。誰にも隠していた秘密ごとなども全部書き出した。

 

今になって解るのが、ペルーでの時間は自由な自分に向き合い受け入れる良い時間だったんだと言うこと。高く飛び立つための準備期間。

 

二ヶ月間の退屈な時間は過ぎ、徐々に同い年のペルー人のエホバの証人の子どもたちと付き合い始めた。僕たちは山や川へ行き、一緒にぶらついた。日常がだんだん楽しくなってきた。

 

 

姉の結婚式

 

の二ヶ月間の滞在の後、母と叔母が姉の結婚式のためにペルーにやってきた。結構大きな結婚式で、約一週間続いた。その後、僕たちはみんなでマチュピチュなどの観光地を廻った。

 

僕はもう少し長くペルーにいる予定だったんだけど、退屈さに耐えられず、叔母の帰国に合わせて一緒に帰ることにした。母はその後も2ヶ月ほど滞在することに。僕と母にとっては、お互いに一緒にいないほうが都合が良かったのだ。

 

僕と叔母、姉と旦那の4人でバスに乗って首都のリマまで行って、飛行機に乗ることに。その移動の日に僕は少し風邪をひいてしまい、馬鹿なことに風邪薬をたくさん飲めばなんとかなるだろうと考えて、多めに薬を飲んでしまった。

 

首都に向かうバスの車中で車酔いにかかり、また馬鹿なことに酔い止めの薬を大量に飲んでしまった。薬と車酔いと風邪ひきが合わさり、そこにペルー独特の高山病も重ね、強烈に吐き続けることに。僕の体は痙攣し、麻痺し、苦しみに泣きながら叫んでいた。

 

ようやく空港に着いたものの僕はまだフラフラで、水を飲んでも吐く始末。姉たちが空港所属の医者に連れて行ってくれ、ぶっとい筋肉注射をお尻に刺された。医者が何を打ったのかは分からないが、その後は結構調子良くなった。

 

僕たちは飛行機に乗り、最後には無事に大阪の家までたどり着いた。

 

次回は、大阪で一人暮らしを始め、オタク文化にハマりながら、初のバックパッカー旅行に行って食べた大麻クッキーでぐちゃぐちゃになる話です。

親から独立し、都会でオタク暮らしを始める(過去004)

 

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

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