レインボーギャザリングにおけるヌーディスト問題2(現在019)

 

パイレーツキャプテンここに有り!

 

うやって全員が服を着るというコンセンサスが決められたのだが、このコンセンサスのグレーゾーンを使って問題をぶち上げてきたのが、過去の記事で何度か出てきたセーリングボートクルーのキャプテンだ。

 

僕は彼のことを何年も前から知っているのだが、彼はその強烈なキャラクターで中南米のレインボーファミリーの間でよく知られている。

もともとミュージシャンで旅人なのだが、ここ数年自分自身のセイリングボートを手に入れ、水を得た魚のごとく勢いに乗っている。

 

若いながらも優秀な頼れるキャプテンでリーダーになったときには最高のリーダーシップと責任感を発揮するのだが、レインボーギャザリングなどのコミュニティ活動になるとそれが裏目に出ることもある。

 

と、言うのも彼は自分の信じる真実を曲げずに表現するのが良いところでもあるのだが、その意見が周りと違った時に大きな問題になる。

 

 

は何年も非常に深くレインボーギャザリングに関わってきて彼なりの人生哲学を持っている。
彼にとってレインボーギャザリング内での自由と言うものは絶対的なもので、それは何を持ってしても守らなければいけないものだ。増してや政府や警察やテロリストに屈して自由を明け渡すなどとは以ての外と言う考えだ。

 

レインボーギャザリングはオルタナティブな人たちの集まりであり、反抗や反逆はある種の基本的人権でもある。ルールは破って当たり前、そもそも第一のルールがNo Rule(ルールなし)と言うくらい反抗するのは当たり前という世界でもある。

 

それが南米、特にチェ・ゲバラの生まれたアルゼンチンでは殊の外尊重されている。むしろ国民がそれを誇っていると言っても良いかもしれない。

 

なのでアルゼンチン生まれのキャプテンが反逆児の立場を取るのは自然な流れなのかもしれない。

コンセンサスの政治的取引

 

こで本題に戻ってそのキャプテンが何をしたかというと、全員が服を着るというコンセンサスを決めた次の次の日のトーキングサークルでまだ3人しか集まっていない段階で、服を着たくない人は着なくても良いと言うコンセンサスを作ってしまったのだ。

 

もちろんこれは全員の総意という本来の意味でのコンセンサスではないのだが、レインボーギャザリングの仕組み上、政治的な意味においてのコンセンサスではある。

 

彼はこのコンセンサスを決めた後、フードサークルでそのことをアナウンスしたのだが、全員唖然としてしまった。
もちろんそれに対して、なんで最初のトーキングサークルの時に参加してくれなかったんだと言う意見や、そんなものはコンセンサスじゃないなんて意見も飛び交ったのだが、押しの強い優れたパフォーマーのキャプテンの前では意味はなく、ものすごくドラマチックなやり取りの後に、全てはぐちゃぐちゃになって、じゃあもう一度トーキングサークルをしようということで一旦は落ち着いた。

 

それまでは全体の流れとして地元の人をリスペクトして服を着ようと言う感じだったのが、この事件以降、何が何だか良く分からないし、とりあえず脱いでおいて何か問題が起こったら服着たら良いんじゃない、という感じに変わっていった。

 

ギャザリング中、それぞれがなんとか意見をまとめようとするのだが、結局ぐちゃぐちゃなまま地元の人も来づらく、全員が裸にもなりきれず、意見も食い違い、一つになりきれずと言った感じでワールドレインボーギャザリングインドネシア2017の日々は過ぎていった。

 

この記事だけをみると、キャプテンが全部ぐちゃぐちゃにしたみたいな印象を持つ読者もいるかもしれないが(ある意味事実の一側面でもあるが)、ここで言いたいのは、こんなぐちゃぐちゃでもなんとかなっちゃうというレインボーギャザリングの柔軟性を紹介したいというのがこの記事の要点です。

 

実際過去のギャザリングでも、こういったトリックスター的なキャラが、ギャザリングを引っ掻き回してぐちゃぐちゃになるというのは、大小の差こそあれ、よくある話で、それも面白い体験の一つでもある。

 

こういう世界で生きているとぐちゃぐちゃなのが普通になって、ちょっとしたことでは動じなくなるし、周りがぐちゃぐちゃでも自分の芯をもって生きられるようになる。また、世間の常識からはみ出た人を受け入れることも容易になってくる。

 

こんな感じでなんやかんや有りながらもレインボーギャザリングは終盤へ向かう。

 

 次回は、親友との8年ぶりの再開とお互いの成長、そしてレインボーギャザリング最後のクリーニングアップについての話です。

 

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

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