嵐の中から始まったレインボーギャザリング(現在016)

 

大自然の奥へと突き進む

 

日の大嵐でぬかるんだ山道をしばらく進むと、丘の上の見晴らしのいいところへ出た。
下を見下ろすと青く澄んだ海と大きな波が見えてくる。

 

更に暫く進むと幾つかのテントや大きな青いタープが見えてきた。ついにレインボーギャザリングにたどり着いた。

僕は今まで20回ほど世界各地のレインボーギャザリングに行ったが、今回のは、今までで一番しんどい道程の一つだ。
自分の腰痛もあるが、荷物の量も多く、言葉が全く通じない国をキツキツのバスを乗り継ぎ、大嵐の中びしょ濡れになってバイクでやって来た。最後はぬかるみの中、足を取られないように裸足でジャングルの山道を突き進む。

 

 

んとか、とりあえず無事に着いた。

 

でも、雰囲気が何かちょっと変だ。普通のレインボーギャザリングだと、まずはみんなにハグして挨拶から始まるんだけど、今回はみんなよそよそしく重い雰囲気だ。

 

こっちで会う予定だった18年来の古い友人の日本人K君がいたので話しかけてみる。
嵐で溺れた人の話を聞いてみよう。

 

どうやら今回のレインボーギャザリングは初っ端からかなり難しい状態で始まっているらしく、色々大変だとのこと、昨日は5人が海で遭難して死にかけて、そのうちの一人は偶然の幸運で命が助かったとのこと。

 

昨日の大嵐はここでも猛威を奮っていて、全てのキャンプサイトもメインファイアーも洪水になって水たまりになっている。

 

しかもその上、昨日の遭難事件やら嵐やらで物凄い言い争いもあったらしい。

 

更に聞いていくと、本来ギャザリングの場所を見つける予定だった人がお金が無くて来れなくなって、代わりに場所を見つけるつもりだったセイリングボートクルー(タイのコパンガンで久しぶりに再開した。こちらの記事を参照)はボートの故障で遅れて到着したために場所探しをすることができなかった。

 

通常なら3ヶ月ほど前には場所が決まっていて1ヶ月前には準備期間に入るはずが3週間前になっても全くどこでやるか決まっていない状態だった。

 

結果的にギャザリングの始まる3週間前にギャザリング設置の準備を手伝いに来たKくんが中心になって場所探しをすることになり今の場所を見つけたらしい。

 

世界中にいる経験豊かなレインボーギャザリング経験者の中でもトップの経験者に入るKくんが全体をリードしてなんとか場所探しと場所決めをしたのだが、そのプロセスもなかなか大変だったらしく、経験豊かな故に強引にリードしたKくんとインドネシア人のレインボーファミリー達との間で仲違いがあったらしく、殆どのインドネシアのレインボー経験者はこのレインボーには来ないという決断をしたらしい。

 

とりあえずその日は次に大嵐が来ても洪水にならなそうな場所にテントを張って休むことに。

 

開始まであと数日、ほとんど準備できず

 

達がレインボーギャザリングにたどり着いたのは開始の合図である新月の3日前だった。
始まる前にちょっと手伝ってから参加しようと思ったからだ。

 

長い道のりをたどり着いて疲れていたので最初の日はゆっくりしながら自分のキャンプサイトをしっかり作ることに時間を費やした。

 

レインボーギャザリング開始のための準備は徐々に進んでいたのだが、通常30日かけて準備するところを5日しかないのでかなりの無理があった。

 

とりあえず飲水のパイプを確保して、キッチンに屋根を作り、トイレ用の穴をほって、とりあえず最低ラインの生活維持は可能な状態に持っていった。

 

みんなで働きながらちょっとづつ準備をしていく。僕は竹を切って割って結んで、まる二日かけてキッチン用の大きなテーブルを作った。

 

とりあえず腰が悪いのであまり肉体労働が出来ないので、力仕事は他の人に手伝ってもらって、なんとかテーブルをキッチンの中にセットした。
かなり頑丈に作ったのでギャザリングの最後まで活躍するはずだ。

 

ついにギャザリングが始まる

 

うこうしている内に、たいして準備も出来ていないままギャザリングの本番が始まった。
毎日毎日どんどんと新しい人がやってくる。

 

通常はだいたいレインボーギャザリング経験者が半分に未経験者が半分くらいなのだが、多分インドネシアであるワールドレインボーギャザリングというネームバリューが大きいせいなのか、あるいはバリ島に集まったバックパッカーが流れてきているのか、おそらくその両方なのだがこのギャザリングでは8割がレインボーギャザリング未経験者という特殊な状態になった。

 

ギャザリング経験者は主に新しい人を迎え入れる準備で忙しく、設営はあまりはかどらない。
初めてきた人は馴染むのにしばらく時間がかかるため、実際に必要な労働がボランティアで賄えていないという状況になった。

 

そこに南国のビーチのバックパッカー特有のリゾート・リラックス・バケーション・ムードが合わさって、とりあえずのんびりしようという雰囲気が漂う。

 

でも実際には必要な準備が整っていないので、みんなの為になんとか準備をしようと働いてている人にとってはそのムードがストレスになったりもする。

 

こういう僕も、最初の頃はできるだけのんびりして、単純労働だけ手伝ってあまり責任のあるポジションにつかないようにしようと思っていた。

 

というのもレインボーギャザリングではリーダーはいなく、それぞれが平等な兄弟姉妹と言う関係。
全てがそれぞれの自己責任でやっていくんだけど、それでも経験豊かな長兄と未経験の末っ子と言う関係が存在している。
僕は殆どの人よりも経験量が圧倒的に多いので自動的に長兄の立場になってしまって、気づくと他の人の面倒を見ることに殆どの時間を割かれるという状態に陥ってしまう。

 

以前の僕は周りの人達を助けることで素敵な世界になっていくと信じていたので、他人を助けることに喜びを感じていたのだが、最近の僕は他人を助けることでその人の物事を経験するチャンスを奪ってしまうので、出来る限り成るように任せたいと言う思いがある。

 

そういう思いがあったので、自分はできるだけ一歩後ろに引いて他の人のサポートをしようと思っていたのだが、今回のギャザリングでは状況が許してくれなかった。

 

次回は、 レインボーギャザリングの経理の仕事をやることになり、どんどんと深入りしていく。そんな中ローフード問題が持ち上がってくるという話です。

マジックハットフォーカライザーになる(現在017)

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

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