ルーマニア出国時にオーバーステイで拘束(現在003)

 

ブラショフでの楽しい時間

 

週間前に住んでいたルーマニアのシビウの家を追い出されてからは数日の間、街のホテルのドミトリールームに滞在しながら荷物の整理をしていた。一部は友人の家に保存し、一部は郵送し、一部は売ったり捨てたりして荷物をまとめた。

 

隣町のブラショフの友人に出国までの1週間ちょっとの間、泊めてもらえるか聞いたところ、快く受け入れてくれ、暖かく迎えてくれた。健康的な美味しい食事と暖かい家と温かい友情。

 

興味深いことに僕が家を追い出されたのと同じタイミングで、彼の友人の女の子が僕と同じように家を追い出されて彼を頼って来ていた。彼女はクレイジーな大家の話を色々してくれた。ちょっとトラウマになっているようだ。

 

僕たちはとても美しく愛に満ちた時間を共有した。音楽を一緒に演奏したり、雪山の中の湧き水を汲みにハイキングしたり、誕生日パーティーに寿司をいっぱい作ったり、とにかく楽しかった。

彼らは僕に友情の美しさを思い出させてくれた。ぼくは過去8ヶ月ほど、人との社交を控えていた。出来る限り静けさの中に身を置き、芸術的な創造に集中していたのだ。いっぱい瞑想して、いろんなものを創った。

 

家を追い出された後に僕の人生の流れは大幅に変わった。所有物を減らし、軽量化、柔軟性のある旅人スタイル。僕の持っているもう一つのハンドパンを売って母への借金を返そうと決意したのもそういった流れから。

 

僕がブラショフの友人の家につくと、彼はちょうど新しいハンドパンを手に入れたところ。僕が友人に紹介して良いものをいい値段ですぐに手に入れる手伝いをしたのだ。

彼が手に入れた新しいハンドパンはDマイナーと言う音階で僕の持っているDハーモニック・マイナーとほぼおなじ音階。このDハーモニック・マイナーのハンドパンは僕が売りに出しているハンドパンD Hijazに合うように特注したものだ。

僕はこのハンドパンD Hijazを持って彼の家にあそびに来ていた。これがまた、彼のハンドパンDマイナーと相性がピッタリ!

 

彼は新しいハンドパンを手に入れたところなんだけど、相性があまりにもいいので、僕が売りに出している物も欲しがった。でも、僕はすでにカリフォルニアの友人に売る約束をしていた。彼はもし、何らかの事が起こってカリフォルニアの友人に売らないなんてことになったら是非とも譲って欲しいと言ってきた。

 

それは僕の望みでもあって、やっぱり相性のいい楽器同士一緒にいるのが、楽器自信にとっても、周りの全ての人にとっても一番の幸せだと思う。僕としても、箱に詰めて郵送したり、国際送金でお金を受け取ったりしなくて済むので一番らくができる。

 

次の日、本来なら買う予定だった友人から連絡が来て、思ったよりも値段が高いので買うのをやめたいとのこと。ちゃんと値段をチェックしてなかったみたい。

幸せなことに僕のハンドパンはブラショフの友人に引き取られることに。僕にとっては楽だし、次にまたブラショフを訪れるときはまた演奏できる。彼は車を買うためにお金をためてたんだけど、車を諦めてハンドパンに使うことに。賢い選択だと思う。

 

空港での出国トラブル

 

しかったブラショフの日々は過ぎ、飛行機に乗ってタイに向かうために空港のあるクルジナポカと言う街へバスで向かった。クルジナポカからドイツのケルンへ、そしてそこからタイのバンコクへのフライト。預ける荷物の料金も含めても3万円以下と言う格安チケット。

 

フライトの前の日にクルジナポカの空港に着いて一泊する。出発が朝の7時なのでこの方法が一番簡単。まずは移民局で出国のスタンプを貰う。係員が必死にメモして僕の滞在日数を数えている。こっちはもちろんそういうことを計算してチケットを買っているので問題ないはず。

係員は僕に向かって、”あなたは不法滞在している”と言う。
ぼくはすぐに返事を返す。”90日以内に出国するのに何が問題なんですか?”

 

彼らが言うには日本人がルーマニアに滞在した後は、6ヶ月以上出国してからしか戻ってきてはいけないと言う法律があるとのこと。

確かに僕は7ヶ月前にルーマニアに滞在していて、3週間ポルトガルに小旅行に行って、またルーマニアに戻ってきていた。誰も何も言わなかったし、入国する時も全く問題なかったので、まるでキツネに化かされたような気分。

 

彼らは僕を事務所に連れていき、罰金を払うことに署名しないと国を出られないと言う。彼らが事務手続きをしている間に過去の事例が目に入った。そこには別の日本人の名前が。まるで日本人を引っ掛けて罰金を取る罠のようだ。今までヨーロッパの国で入った後に6ヶ月以上出ないと行けない国とか聞いたことがなかったので悔しい。

 

彼らが書類を作っている間にもフライトの時間は刻々と迫ってくる。さり気なく早くしてくれとせっつくと、イライラしながら怒ってくる。最終的に800レイ(約2万円)の罰金を次回の入国の際に支払うという書類にサインさせられた。

 

出港10分前になんとか飛行機に乗り込み、無事にタイへ飛び立つことが出来た。

 

次回は、国王陛下がなくなって悲しみに暮れるバンコクへ到着し、バスキングで生活費を稼ぎつつ、お寺に瞑想しに行く話。

国王が亡くなって直後の悲しみに暮れるタイに来た(現在004)

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

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