活火山ブロモへの道程と月子さんの内なる火山の噴火 二日目 (現在022)

 

火山へのヒッチハイク

起きてみると気持ちのいい天気で、月子さんの機嫌も調子が良さそうだ。一旦爆発すると次の日には何事もなかったかのように機嫌が良くなるのは月子さんの長所だろう。

 

中ではヒッチハイクはできないので取り敢えず15分ほど歩いて町外れまで向かう。

農業用具店の前でヒッチハイクを始めると、お店の人がお茶の差し入れを持ってきてくれた。相変わらずインドネシア人は桁違いにやさしい。

イスラム教と言うのは世間的にはひどいイメージを持たれているが、実際にローカルなイスラム社会を経験してみるとその人間性の美しさに度肝を抜かれる。

荒みきった先進国のキリスト教社会と比べるとまるで天国と地獄のようだ。いや、マジで。。。

時間ほど待っても車は全く停まらなかった。と、いうのもこの道は火山へ向かう裏道なので観光用の車は通らず、地元の人は火山口までいくはずもなく、ヒッチハイクが難しいのは当然といえば当然だった。

それでもしばらく続けているとジープが停まり、お金を払えば火山口の近くまで乗せていってくれるとのこと。

僕たちはヒッチハイクを諦めかけていたので、良い提案だった。値段を聞いてみると相場の5分の1くらい。どうやらまだ運には見放されていないらしい。

絶景の中を1時間ほど走ると火山口まで歩いて4時間くらいのところまで乗せていってくれた。

どうやらここが文明の終点で、ここに何軒かある食堂の後はただひたすら大自然が広がっているようだ。

こんな感じ。

の場所は大きい火口があってその中に小さい火口があるという二重構造になっている。

僕たちは外側の火口の縁に立っていて、内側と外側の間にある溝へ向かってアスファルトの道が伸びている。

おそらくこのアスファルトの道を進むと目的地の火山口までたどり着くのだろう。

 

IN TO THE WILD

 

た感じ水や食料を途中で手に入れることは困難なようなので、まずは食堂で腹ごしらえ。

食料と水、その他の重い荷物を僕のキャスター付きのバックパックに詰め引きずって行き、軽い荷物は月子さんのバックパックに詰めて担いでいくことにする。

オフラインマップを使うためのスマホを充電し、準備が整ったことを確認し大自然の中へ突き進む。

計算では4時間歩けば着くはずで、万が一、倍の8時間かかったとしても水と食料は十分ある。更に万が一、夜を過ごすことになったとしても二人共テントもマットもあるのでなんとかなるだろう。

唯一の問題が二人共荷物が満タンのバックパックと更にそれぞれハンドパンを持っているので、登山向けの格好とはかけ離れている。

でも、ここまで来て引き返したくはないので取り敢えず突き進むことに。

 

時間ほどアスファルトの道を火口の間の溝へ向かって降りていく。

天気は快晴で暑すぎず、寒すぎず。景色は見渡す限り半端ない絶景。

大自然の中を気持ちよく歩いていくと、早くもアスファルト道の終点にたどり着いてしまった。

 

処から先は平坦な道が延々と続いているのだが、問題は地面が火山灰で出来ていることだ。

試しに僕のキャスター付きのバックパックを引きずってみたが、とてもじゃないけど火山灰の上を引っ張ることは出来ない。

鞄には水や食料がたっぷりはいっていて、到底担げるような重さではない。

またもやスタックしてしまった、しかも今度は大自然のど真ん中、助けは来ないので自分たちでなんとかするしか無い。

 

 

ここでまたもや天使が登場!

 

までバイクなんてほぼ通らなかったのに、このタイミングでやって来た。しかも同じ方向へ向かっていて、しかも荷物なし。試しに親指を立ててヒッチハイクの合図をすると停まってくれた。

話してみると、少しの金額で火口近くの村まで乗せていってくれるとのこと。一つのバイクに二人は乗れないので月子さんが乗って重い荷物を運ぶことにする。

僕は残りの荷物を担いで歩いて村まで向かう、取り敢えずこれでなんとかなりそうだ。

 

ると、ここでまたもやもう一人天使が登場!!

なんと、もう一台のバイクがやって来た、しかもまたまた同じ方向へ向かっていて荷物なし。停まってもらい話してみると、同じく少しの金額で村まで行ってくれるという。相変わらずラッキーだ。

二人してバイクの後ろに載せてもらい火山灰の道をバイクで突っ走る!!

 

らかい火山灰の道をを二人乗りで荷物いっぱいのバイクで走るのは無理が多く、何度も何度も転びかけたが、さすが地元民、うまいこと乗り切って村までたどり着いた。

村についてから気づいたのだが、僕たちは登山口の裏口から入って来たので、既に国立公園内に入っているようだ。高いツーリストプライスの入場料を払わずに済んだ。

予想外の大冒険に疲れたので村のレストランに入り、食事を取る。

試しにお店の人に僕達が火山観光に行ってる間、荷物を預かってもらえるか聞いてみると快く了解してくれた。

重い荷物とハンドパンを置いて、キャンプ道具と食料だけを持って火山に向かう。

やっぱり旅は身軽が良い!

 

活火山へ

 

から見た火山はかなり遠くにあるように見えたので長距離を歩くことを覚悟していたのだが、実際に歩いてみると結構すぐに火口までたどり着いた。

生まれて初めて実際に活動している火山口へやって来たが、その迫力は表現のしようがない。

一応ビデオを取ったのでここで紹介するが、残念ながらスマホのビデオと実物の火山とは比べようもない。

これは一生に一度は体験する価値のあることだと思います。

 

火山をしばらく楽しんだあとは山の中腹まで下り、キャンプして夜を過ごすことにした。

標高が高いのと砂漠地帯だから夜にかなり寒くなると予想していたので、夕方くらいから全ての服を着込んで、早めに寝ることにした。

寒いのは予想していたが余りにもの予想以上の寒さで、月子さんと二人して一つの寝袋に入り抱き合いながら、更に二人をタープでぐるぐる巻きに巻いてやっと眠ることが出来た。

 

日は夜明け前に起きて火山の頂上で朝日を拝む予定だ。

 

 

次回は、活火山頂上での素晴らしい瞑想体験と、アジアの旅を終えてスイスに向かう話。

活火山ブロモへの道程と月子さんの内なる火山の噴火 三日目以降 (現在023)

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

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