レインボーギャザリングとは

レインボーギャザリングをご存知だろうか?

球の各地で旅人やヒッピーや活動家などのオルタナティブな人たちが、人里離れた自然の中で一ヶ月の共同生活を営み、自然と人生の素晴らしさを祝うイベントなんだけど、それは世間一般とはかなり違う価値観によって運営されている。

基本的にギャザリング内では電気、ガス、石油などの資本主義によるエネルギーを使わず、原始的に焚き火と人力がエネルギー源になっている。

全体的に所有に対する執着の概念が薄く、かなりのものはコミュニティーのものとして共有される。労働、食事、片付けなどは全て有志によるボランティアだ。

思想的には資本主義社会による支配によって閉ざされた人間性を再び開放しようという意図があり、それに伴ったいろいろなワークショップやイベントが無料で開催される。ギャザリング内では老若男女問わず全裸で生活する人も多く、それが原因で地元社会との軋轢が起こることもままある。

お金の損得のない世界

インボーギャザリングは一般的なフェスティバルやコミュニティーや会社などの組織とはかなり違った運営がなされている。

まず一番の違いは誰もお金を儲けず、お金が一円も無くても参加できるという点。全ては寄付金によって成り立っていて、運営も全てボランティア。ギブアンドテイクの交換経済ではなく、ギブアンドギブのギフトエコノミーだということ。

2番めの大きな違いはボス、リーダー、組織などがなく、ピラミッド型ではなくサークル型だということ。

誰の意見も対等に尊重され、全ての決定はトーキングサークルという話し合いと全員の総意に基づいて決定される。

簡単に言ってしまえば、一般的な資本主義とは反対のシステム、あるいはレゲエの世界で言うところのバビロンシステムの正反対を目指したザイオンシステムということも出来るだろう。

もちろんそれは一ヶ月だけの暫定的なもので、寄付金を使ってマーケットで食材を買うので、資本主義の土台があってこそのレインボーギャザリングなのだが、その中で経験できる事柄は資本主義一辺倒の中で生まれた僕達にはものすごい衝撃を与える。

こういうものは体験あってのものなので、いくらここで説明しても根本の部分は伝わらないと思うのだが、情報として読むだけでも面白いと思うので、紹介したいと思う。

始まりは1974年のコロラド、アメリカ

60年代後半のヒッピームーブメントを過ぎ、フェスティバルなどで散々遊び尽くしたヒッピーたちが、フェスティバルの狂乱と消費の循環ではなく何かもっと意味のある集まりを出来ないかと考えて始めたのがそもそもの始まり。

日本を代表する元祖ヒッピーで詩人のナナオサカキさんも最初のレインボーギャザリングに行ったとか。

このギャザリングは大成功に終わり、その最後に誰かが出口のところに”See you again next year”(また来年も会いましょうの意味)のサインを置いたことが切っ掛けで引き続き開催されるようになったらしい。

それ以降レインボーギャザリングの熱は徐々に世界中に広がり、今では日本を含め世界各地で開催されるようになった。

レインボーギャザリングの概要

来レインボーギャザリングの情報は口コミのみで伝えられ、秘密主義的なものもあったのだが、現在ではインターネットの発展に伴い非公式のウェブサイトやフェイスブックなどでも情報が手に入る用になっている。

殆どのギャサリングは新月に始まり、満月でピークを迎え、新月で終わるというサイクルになっている。

大体は人里からかなりの距離を置いたところでやっていることが多く、都会から向かうとバスを何時間か乗り継いで村に行き、そこからヒッチハイクや車でしばらく行き、さらにそこから2時間ほどかけて自然の中を歩いてギャザリングまで向かうというような感じになる。

まず最初にたどり着くのはウェルカムセンターと言う場所で、だいたいギャザリングのメインの場所まで歩いて30分くらいのところに設置された案内所だ。

そこにたどり着くと”Welcome home!!”(お帰りなさいなどの意味)などといってハグされて歓迎されて、お茶やお茶菓子などを出されつつギャザリングについての説明などがなされる。

そこからさらに30分ほどかけて歩くとメインサイトにたどり着く。

ギャザリングに到着すると人々が”フードサークル”などと叫んでいるのが聞こえてくる。

これは一日二回ある食事のそれぞれ2時間前、40分前、出来上がりに叫ぶ叫び声で、声が聞こえた人が同じように叫ぶことで遠くにキャンプしている人にまで食事の時間が近づいていることを知らせる方法だ。

食事になるとギャザリングの中心地にあるメインファイヤーの周りで手をつなぎ輪になって歌い、皆と一緒に自然の中で食事を出来ることを祝ってから食べ始める。

食事は基本的にビーガンの菜食が出される。

自分で用意した器を持って待っているとボランティアの人が何回かに分けて食事をついでくれる。

食べ始めてしばらくすると、アナウンスの時間が始まり全員に伝えたい事がある人が順番にアナウンスを始めていく。

アナウンスが終わり、食事も食べ終わる頃になると、ミュージシャンたちが歌いながら帽子を廻していく。マジックハットの時間だ。

ギャザリングへの寄付金を帽子に集め、それが明日からの食費や設備の費用に回される。

基本的にこのフードサークルとマジックハットがレインボーギャザリングの基本だ。

寄付金を集めそのお金で全員に食事を作り、皆で食べ、祝う。

事を作るのもレストランにオーダーするわけではないので、手間がかかる。

まず集めた寄付金でマーケットまで大量に食料の買い出しに行き、それを調理する。

火は薪を使うので、まずは森に行き木を集め、それを斧で使いやすい大きさに切るところから始めなければいけない。

薪を雨に濡れないようにタープを掛ける必要もあるし、土と石でかまどを作った上で火をおこす必要もある。

食材は加工済みの食品や缶詰などは使わないので、その分手間もかかるが新鮮な自然の物を食べることが出来る。

ャンプしながら食材を安く買って料理するので生活費はすごく安くなる。貧乏な旅人やヒッピーが集まっても寄付金でなんとかなるのはそういう理由だ。

お金がかからない分、長居してゆっくりすることが出来るし、いろんな作業を分担しつつ一緒に働くので、みんなが家族のようにすごく仲良くなる。

社会形態がかなり特殊で、とことん自由なので、気合の入った筋金入りの旅人やヒッピーたちが集まって来ることでも有名だ。

そういった社会からはみ出たフリークスたちからすると気の合う友達に会うことは血の通った家族に会うことよりもずっと落ち着くことであり、やりたいこと以外はしなくていい環境はまさしく自分たちの家そのものなのだ。

リスクもあるが非常にいい経験になる

自然の中で暮らすため自然との距離が近くなり、体の調子も良くなり、五感も冴え、仲のいい友人たちと時間を過ごすため、みんながみんな幸せで、全体的にうまく流れるときは最高に楽しい時間を過ごすことが出来る。

その反面、うまく流れないときは全く逆で、ボランティアが集まらず、一部の人が忙しく働く中、別の人はダラダラと過ごし、フラストレーションがたまり、仲良くもなりきれない。色々な問題が続々と勃発して言い争いも絶えず、あまり楽しくもない。

僕の経験上ギャザリングの9割は上手くまわり、1割は悪循環と言う感じだ。

いろいろな要素が関わっているのでどんな状況が良いギャザリングになるかは一概には言えないが、全体の意識の総合値が雰囲気に大きく影響しているようだ。

もしあなたが興味を持って行きたいと思うなら、個人的におすすめはヨーロッパかオーストラリアの小さいギャザリングが良いと思う。

歴史も長く、経験者や現地の在住者も多いので安定して楽しい雰囲気になっていると思う。

小さい分、レインボーギャザリングのエッセンスを味わうことが出来るんじゃないかと思います。

し、あなたが人生が変わるような衝撃的な体験をして、今までと全く違った本質的でリアルな人生を行きたいと思っているのなら、ちょっと無理してでもレインボーギャザリングに参加してみることをお勧めします。

心や体の準備が出来ていないと楽しみ切ることが出来ないので、心と体をしっかりと整えて出かけてください。

情報を集めるにはこちらのリンクがおすすめです。

https://rainbowforum.net/

 

Cryptraveler
ストイックなエホバの証人の母子家庭に生まれ、いじめられっ子として少年時代を過ごすことを魂の段階で選択する。 十代の時に全てに嫌気が差し宗教、学校、日本社会からドロップ・アウトし完全なノマドとして世界中を放浪し続ける。 何度かの強烈な覚醒体験を経験し、”それ”を自身の存在を通して表現する。 現在は意識の覚醒とハンドパンと暗号通貨を駆使して三次元の地球を遊びまくっている。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。